冬の季節といえば雪!そして、雪国に必須なアイテムといえばタイヤチェーンですよね。
タイヤチェーンには色々種類がありますが、今回は「非金属タイヤチェーンの寿命」についてお伝えしていこと思います。
雪道を走る時には必須のアイテムですし事故の原因にもなるので、タイヤチェーンの寿命についても覚えておきましょう。
非金属タイヤチェーンの特徴は?
まず、非金属タイヤチェーンはどんなものかというと、読んで字のごとく金属ではないチェーンです。
非金属タイヤチェーンは今ではかなりネット通販でも多く紹介されているので一度は見たことがあると思います。
そして、非金属製のタイヤチェーンにもさらに種類があって、ゴム製・ウレタン製・布製の3種類あります。
ゴム製とウレタン製のタイヤチェーンの特徴(メリット)
・金属製チェーンと比較すると取付が簡単。
・金属製チェーンと比較すると騒音や振動も少ない。
・車体重量が重い大型車にも対応している。
・雪道や凍結路関係なく安定性の高い走りができる。
ゴム製とウレタン製のタイヤチェーンの特徴(デメリット)
・金属製と比較すると価格が高い。
・かさばるため収納場所の確保が少し大変。
上記のようなメリット・デメリットがあります。
個人的には、非金属タイヤチェーンのほうが金属製の走行時のジャラジャラする音や振動音が少ないし、取り付けも簡単なので快適かな〜という印象です。
非金属タイヤチェーンの寿命は何年ぐらい?
では、メインの話になってくる非金属製タイヤチェーンの寿命ですが、重要なこととして、タイヤチェーンを実際に取り付けて使用するしないに関わらず「年数が経つと劣化していく」ということ。
金属製・非金属製関わらず、寿命がくると劣化によってチェーンが切れてしまうので注意が必要。
で、この非金属タイヤチェーンの寿命は何年くらいなのかというと、寿命は約5年と見ておいてください。
使用頻度が少なく、そこまで距離を走っていない場合もです。
あと、タイヤチェーンの利用用途が雪道になるので、雪道ではない状態の路面を走行すると、一気に寿命が短くなるのも覚えておいてください。
道によって雪が多い少ないも出てくる場合もありますが、こまめな脱着が非金属タイヤチェーンの寿命を大きく伸ばすポイントでもあります。
ここを面倒くさがって怠っていると、大事な時にタイヤチェーンが切れてしまい、走れなくなったりするので注意してくださいね。
あと、タイヤチェーンの寿命からは少し話がそれますが、非金属タイヤチェーンには日本自動車交通安全用品協会の認定マーク(JASA432・JASA433)といって、実車走行試験で600km以上の走行耐久性があると認められたタイヤチェーンにはこの認定マークがついています。
このマークが付いている非金属タイヤチェーンの有無でも長く利用できるかできないかが変わってくるので覚えておいてください。
布製タイヤチェーンに関しては利点として、先ほども説明した通り「取り付けが簡単」、「振動・騒音が少ない」というものがありますが、他の金属製やゴム製・ウレタン製のタイヤチェーンと比較すると耐久性は劣ります。
なので、長距離走行には適していないので、短距離の雪道専用という感じ。
つまり、非金属タイヤチェーンの寿命や耐久性はタイヤチェーンの素材だけでなく、使用頻度や使用方法、手入れをしているかどうかによって大きく変化するというわけです。
非金属タイヤチェーンが持っている本来の力を発揮するために、使用後の手入れは必ずするようにしてくださいね。
ただ、年数が経っているタイヤチェーンは寿命があまりないですし、走行中に切れる可能性も十分あるので、事前にタイヤチェーンのスペアを用意しておくか心配なようであれば、新品に交換しておいたほうが安全だと思います。
非金属タイヤチェーンの保管方法は?
非金属タイヤチェーンの寿命ですが、保管方法でもかなり変わります。
非金属タイヤチェーンの保管方法ですが、保管する前に必ず使った後は、水洗いで汚れを落とし、影干しで完全に乾燥させてから保管するようにしてください。
これをするのとしないのでは、寿命・耐久度ともに大きく変わってきます。
乾燥させる時には直射日光が当たるところは避けるようにしてください!
この保管方法について説明する理由ですが、非金属タイヤチェーンはゴム製のものが多いんです。
つまり、保管を適当にしているとチェーンが劣化するのが早くなりますし、硬化の原因にもなり走行中も滑りやすくなってしまいます。
この硬化・劣化がきっかけでタイヤチェーンが走行中に切れてしまうこともあるんです。
では、保管方法の流れをまとめます。
非金属タイヤチェーンの保管方法
①使用後は水洗いを行う。
理由は雪道には凍結防止剤が散布されている可能性が非常に高い。
凍結防止剤は塩分を含んでおり、この塩分が非金属タイヤチェーンの劣化の原因で寿命を縮める原因にもなります。
②陰干しで乾燥させる。
③購入時の非金属タイヤチェーン収納ボックスに綺麗に入れる。
④温度が低く暗い場所(倉庫)などに保管する。
高温多湿の場所は保管場所には適していないので注意。
上記の流れでしっかり保管することで、非金属タイヤチェーンはだいたい5年ぐらい持つようになります。
ただ、保管をしっかりしても、1回の走行距離や実際に走った道、非金属タイヤチェーンのメーカーなどで寿命はかなり変化します。
使用頻度が高かった場合で耐久性が心配な場合は、新品に購入した方が確実だと思います。
しっかり保管していたからといっても、チェーンが切れてしまっては本末転倒ですし、大きな事故の原因にもなります。
自分の命を守るためにも、今利用しているタイヤチェーンの具合はしっかり見ておくようにしてください!
ちなみに、タイヤチェーンの素材ごとにメリット・デメリットについても他の記事で紹介しているので一緒に確認しておいてくださいね!
>>タイヤチェーンのおすすめは?金属・非金属・布製の性能比較はこちら
コメントを残す